歌手安倍理津子(77)が6月26日に、神戸市のライブハウス、チキンジョージで、歌手デビュー55周年記念曲「真っ赤な嘘と花束と」の発表会を行った。
チキンジョージはライブハウスの聖地で、安倍の同所でのライブは開催日と同じ「26回目」。しかも西暦2026年で、ゲンのいい発表会となった。
「真っ赤な-」は55周年記念曲の第2弾。
真っ赤な嘘(うそ)で女を惑わす罪なヤツだが、真っ赤な花束を持って戻ってきたら…という女心を、独特のハスキーボイスで歌い上げる。
サビの「真っ赤な真っ赤な 真っ赤な…」のリフレインが耳に残る。
昨年10月に発表した55周年記念曲の第1弾は「想い出は翼」。つらい記憶をも糧にして羽ばたいていくとドラマチックに歌った。
第2弾は一変、ダンサブルでジャズテイストな大人の歌謡曲ナンバーだ。
安倍は「これまでの安倍理津子の歌の世界にはない、殻を破った作品をいただいたと感謝しております」と語る。
1970年(昭45)に「愛のきずな」でデビューし、日本レコード大賞新人賞などを獲得。故橋幸夫さんとの「今夜は離さない」(83年)は、今もデュエット曲の定番だ。
半世紀以上歌ってきた安倍の原点は、高校生の時に、作曲家・平尾昌晃氏(17年に79歳で死去)に、ふるさとの札幌でスカウトされたことだった。
この日のために、平尾昌晃ミュージックスクール大阪校の関係者の尽力で、真っ赤なバラをあしらった55周年記念のマフラータオルが1000本制作された。
平尾氏の大ヒット曲「霧の摩周湖」(布施明)を熱唱した安倍は、「平尾先生にスカウトされて今があります。これからも初心を忘れず、歌っていきたい」と話した。
第2弾のカップリング曲は、デュエットの女王の異名を取る安倍らしく、デュエット曲「人生 はなふぶき」。タレント川田恋(こい)と歌う異色の音頭デュエットソングだ。
8月20日には「真っ赤な-」のカラオケ大会を、東京グランドホテルで開催予定という。
安倍は「次の60周年に向けて、ますます頑張ります」と誓っていた。【笹森文彦】



