片岡仁左衛門(82)が27日、都内で、「立川立飛歌舞伎特別公演」(11月3~8日、東京・立川ステージガーデン)の制作発表会見に出席した。
4回目の開催で、仁左衛門は初めて出演し、「寿曽我対面」に出演する。
また、初回から出演する市川中車(60)は「俊寛」で、政争の果てに孤島に取り残される俊寛を初役でつとめる。
仁左衛門も何度もつとめてきた役だが、仁左衛門は「澤瀉屋のおにいさん(=故市川猿翁さん)が作った俊寛を追いかけられます。澤瀉屋の芸をしっかり受け継いでもらいたい」と期待した上で「猿翁のおにいさんにしても、しっかり古典をなさった上での新しいお芝居。中車くんには歌舞伎というにおいのするお芝居をしていただきたい」と話した。
中車は「いつまでたっても到達できない歌舞伎味(かぶきみ)。分かってるんです。歌舞伎味を追いかけて追いかけもするりと手から逃げてしまうこととも戦わなければならない。1人、島に残されて、誰もいなくなるという思いを、皮膚の下に、本当に薄皮1枚の下に持つことが僕が精いっぱいできることだと思います」と決意を語った。
ほか、片岡孝太郎、中村壱太郎、市川團子が出席した。壱太郎は「蜘蛛の拍子舞」で宙乗りを披露する。



