俳優筧利夫(63)が、森田健作(76)がパーソナリティーのニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」(8月3日午後6時20分)とFM NACK5「青春もぎたて朝一番!」(8月9午前6時30分)に出演する。
この度の収録で森田と初対面。森田は「僕は青春ドラマが中心だったから、もしかすると役者としての方向性が違っていたかもしれないな」と振り返った。
筧は大阪芸大在学中の1982年(昭57)に「劇団☆新感線」に参加して、俳優デビュー。卒業後の85年に鴻上尚史主宰の劇団「第三舞台」に参加した。11年(平23)の解散公演までほぼ全てに出演した。
「劇団☆新感線」に在籍した時代について、筧は「150人ぐらいいた大きなアパートで過ごしていたのですが、そこに(劇団主宰の)いのうえひでのりさんも住んでいて親しくなりました。最初は裏方の手伝いをしていたのですが、そのうちに舞台にも立たせてもらうようになったんです。同じ劇団員には渡辺いっけいさんもいました」。
「劇団☆新感線」の解散が決まり、東京で当時、勢いのあった「第三舞台」のオーディションに渡辺と共に挑戦した。「実は『第三舞台』の舞台を見たことがなかったんです。何も知らずに受けるのは無謀だとは思ったんですが、でも、なぜか『落ちる』というのは頭になかった」と話した。
最終的に筧が合格、渡辺は落ちた。「鴻上さん以外は、みんないっけいさんを推したらしいです。その理由が『筧が入るともめそうだ』と。鴻上さんは『みんながそう言うなら、あえて筧を選ぼう』って…。で、僕の合格が決まったらしいんですよ。しかも鴻上さんは『いっけいさんは、どこの劇団でもやっていけるだろうけど、筧はうちじゃないとダメだと思った』ようです」。落ちた渡辺は、唐十郎が主宰する劇団「状況劇場」に入団した。
その後、筧は劇作家のつかこうへい氏と出会い、90年(平2)に舞台「飛龍伝」に出演するなど役者としてのステータスを上げた。番組では、いのうえひでのり氏、鴻上尚史氏、さらにはつかこうへい氏の3人の演出方法の違いや学んだことを語った。
筧はフジテレビ「踊る大捜査線」シリーズで、知名度を上げた。警視庁の東大卒のキャリア、新城賢太郎を演じて「最初は憎まれ役だったが、シリーズを重ねるごとに人間味が加わっていった」。
同じキャリアの室井慎次を演じた柳葉敏郎(65)について「『第三舞台』の頃、稲葉さんの入っていた『一世風靡セピア』に大きな影響を受けていたんですよ。当時は『セピア』のダンスをひたすら研究していました。ですから『踊る-』で稲葉さんと共演することを知った時、その名前から来る重圧は相当なものがありました」と振り返った。



