元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(57)が26日、カンテレ制作のフジテレビ系情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜午後1時50分)に出演した。番組では、金銭授受疑惑に揺れる福岡県議会の蔵内勇夫議長の議員辞職について伝えた。

蔵内氏は25日、議長職を退く意向を示した後、県議会議員も辞職すると表明。金銭授受疑惑については否定した上で、第三者による調査には議員辞職後も誠実に協力するとし、「この辞職をもって一連の問題の幕引きとする考えもありません」とコメントしている。

橋下氏は「トータルで政治的な判断なんでしょうけど」と前置きした上で、「民主主義のあり方として疑問なのは、議長職はやめるべきだと思います。議会が混乱したんで。でも、議員職をやめる理由は何かというところが、僕はちょっと見えないんですよ」と見解を示した。

その上で、蔵内氏をめぐっては福岡県が進める「ワンヘルス」政策や海外視察の高額支出などにも批判が出ていることに触れ、「ワンヘルスの政策、これおかしいところがいっぱいあります。それから海外視察が高額だっていうのもおかしい」と指摘。「メディアの役割って重要だと思うんだけど、メディアがうわーっと言って議員辞職に追い込むぐらいだったら、政策を変えてほしかった」と述べ、辞職追及よりも政策面の是正を求めるべきだったとの考えを示した。

また、兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる問題にも言及。「兵庫県の斎藤知事の時は、僕はやめろやめろと言ったのは、告発者つぶしが明らかだと思ったから。権力者失格だと言ったんですよ」と説明した上で、今回については「金銭授受は明らかになっていないでしょ」とし、「そういう中で辞めることに追い込んでいくのは、僕はちょっと気持ち悪さがあるんですけどね」と違和感を口にした。