江口慶(15)と具志川莉央(16)がダブル主演する映画「キミノオト」(空下慎監督、12月25日公開)のメインビジュアルと予告が27日、解禁された。

孤独を抱えた2人の中学生が「音」を通じて共鳴し、自分の居場所を探していく青春ストーリー。幼少期のトラウマで他人の音が聞こえることから、自分を隠して生きる少年・優護を江口が、クラスで孤立しながら夢を追う少女・理穂を具志川がフレッシュに演じる。

2人を導く大人として佐藤二朗(57)柄本明(77)の実力派が支える。空下監督は今作が商業映画デビューで、思春期ならではの繊細な心の揺れと痛み、切なさ、その先にある希望をみずみずしく描き出す。

出演者のコメントは以下の通り。

江口 空下監督は演技の自然さや解釈にすごくこだわられていて、初の映画主演を務める自分がそこに応えられるか不安でしたが、理穂役の具志川さんやスタッフの皆さんのおかげで緊張感を保ちながらも楽しんで演じられました。美しい和歌山の風景と、その中で描かれる優護と理穂の心情が本作の見どころです。優護の持つ強さを通じて、もっと自由に、気楽に「優しく生きることの喜び」をお届けできればと思います。

具志川 本読みの時から空下監督と意見を出し合いながら、一つひとつ丁寧に理穂やシーンを作りました。紀美野町の緑に囲まれ、夏をたくさん感じられる現場で、理穂を通して心の支えの大切さや「フォーリー」という音の表現の面白さを知り、とても貴重な経験をさせていただきました。監督、スタッフの皆さん、そして江口さんをはじめとするキャストの皆さんやご協力いただいた紀美野町の皆さんにとても感謝しています。理穂を通して、自分にとってかけがえのないものと向き合う時間の大切さを感じていただけたらうれしいです。

佐藤 初めてご一緒する空下監督の指揮のもと、初めてご一緒する江口慶さん、具志川莉央さんのまばゆいほどのみずみずさに圧倒されながら、なんとか作品の一部になるよう、奮闘いたしました。主演おふたりのきらめきが、スクリーンで一人でも多くの方々の目に焼きつくことを願っています。

空下監督 30歳になった時に、ふっと立ち止まり考えた。僕は「誰の」人生を生きているんだろう。本当に自分が生きたかった道ではなくて「誰にどう思われるか」を気にして「他人のための人生」を生きていないだろうか。僕は自分の人生を生きることに決めて、映画を撮りました。誰かがふっと立ち止まった時に、優しく背中を押せる映画でありますように。