社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」のメンバー、福本ヒデ(55)による絵画の個展「世界の名画? 政界の迷画!」が2日、大阪・高槻阪急スクエア3階のアートギャラリーで始まった。
アベ氏、アソウ氏、イシバ氏ら歴代首相に似た人物を舞台で演じてきた福本。大阪での個展は1年ぶり3度目で、水性アルキド樹脂絵の具などで描いた新作を中心に約30点を展示、販売している。
会場でひときわ存在感を放つのが、フェルメールの名画「真珠の耳飾りの少女」を題材にした「しんぞうが耳飾りの総理」だ。少女の姿を高市早苗首相に置き換え、耳元には安倍晋三元首相を配した。大阪で名画の実物が公開される時期とも重なった。
高市首相が普段から青系の服を着ていることも踏まえ、色彩は赤と青に絞った。米国旗を思わせる配色には、米国との関係を重視する高市首相の姿勢を重ねたという。福本は「安倍さんを尊敬しているから耳飾りにしている、と真っすぐ受け止めてもらってもいいし、安倍さんをちらつかせていると見てもらってもいい」と説明。「ちょっとアメリカの色にしてやろうと思った」と明かした。
安倍氏への敬意を表した作品にも、その影響力を皮肉った1枚にも見える。福本は、モデルとなった本人にも堂々と見せられ、鑑賞者によってさまざまに解釈できる風刺画を目指しているという。個展は8日まで同所で開かれる。



