俳優の石原良純は5日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。自民党が圧勝した今年2月の衆院選で自身を支援しなかった地元自治体の道路予算を「大幅にカットした」という発言を、身内の会合でしていたと一部週刊誌に報じられた簗和生(やな・かずお)農相(47)について厳しいコメントを連発した。
簗氏は2日、「一議員」として開いた記者会見で、一連の報道について「私の表現ぶりが誤解を招いた」などと「誤解」ワードを多用しながら釈明。その上で、「(会合で)『大幅に道路予算をカットしました』というような言い方はしたのか」との質問には「音声を確認したわけではないが、そのような形で音声が出ているということであれば、そういう発言をしたんだとと思います」と、発言を事実上認めた。国交省に道路予算をカットするよう自ら働きかけたことは否定し、辞任も否定した。
番組では会見での簗氏の発言やこの週末の視察先で、簗氏が今回の問題について記者に問われた際、視察先であることから言及を避けた様子などに触れながら、自民党内でも今回の問題に対して厳しい声があるほか、簗氏周辺でも、「高市首相は簗氏を守れば守るほど傷つくといった声が出ている」などの記者解説を伝えた。簗氏は高市首相の信頼が厚いことで知られる。
見解を問われた良純は「中央とのパイプで、予算を取ってくる人がいいんだ、という理論は、一昔前にはそういうことを言っていた時代もあったと思うが、今はそれを言う時代ではない。党内向けの会合だろうと、自民党のためではなく国民のためだと、それくらいのこと、みんなが考えている中で、リップサービスとはいえ、こういうことを言ってしまうというのは、やっぱりどうなんだと」と、厳しくただした。
「だって今、農水大臣って、ものすごい大事なポジションなんです。異常気象があって、大国の理論で戦争が起きて国際情勢が不安定な中で、食料問題が本当に大事な時に、ああいう方がいるとね」とした上で、「やっぱり、政治家は発想力、そして発信力なんですよ。その発信力が問われている人間が、(大臣として)真ん中に居座ってしまうということは、けして、高市内閣もそうだけど、国民のためでもないと思うと、ぼくはやっぱり、一度身を引くくらいのことで…」とも指摘。「『たかがこんなことで』『選挙や党内の会合で言ったんですよ』と思っているようでは、もう、通用する時代ではないと思う」とも述べ、会見で辞任を否定した簗氏の続投には、懐疑的な見方を示した。



