小栗旬(43)が25日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「バッド・ルーテナント:トウキョウ」(三池崇史監督)公開記念舞台あいさつに登壇した。新宿・歌舞伎町での撮影中に「裸の方が立っていた」のを目の当たりにしたと振り返り「いやぁ…本当に衝撃的でした。歌舞伎町はすごいなと思った」と笑みを浮かべた。

トークの中で、撮影で印象的なことは? と質問が出て、野村周平(32)が「歌舞伎町で、僕の方を見ながら、見てはいけないものを見た時の、小栗さんの顔は一生、忘れない。何川言えない」と振り返った。野村の話を受けて、小栗は「ビルに窓があって、そこに裸の方が立っていた。裸の方が立っていた。監督の位置からは見えていたんですよね」と投げかけた。三池崇史監督(66)は「本番は(役者の)芝居を見ていたけれど、それ以外は、そちら(裸の人)を見ていた」と口にして、笑った。

この日は、観客との質疑応答にも応じた。小栗は劇中で汚職のうわさが絶えず、酒、クスリ、賭博、暴力に溺れながら、自らの破滅へ突き進むかのように生きる元警視庁・組織犯罪対策部の刑事・矢吹恭二を演じた。野村は、一匹おおかみの売人影山翔一を演じた。そのことを受けて、演じた役に引きずられるか? と質問が出た。小栗は「若い頃は、役に引きずられていないと、できないんじゃないかと思い、意識的にやっているような時はあった。最近は、あまりないですかね」と振り返った。

その上で「ただ、矢吹をやった時は、ずっと言っているように、二日酔いみたいな状態でやっていたので、なかなか、しんどかった」と今作の役作りを振り返った。そして「子どもが生まれてからは、なかなか家に仕事を持ち帰れないので…そういう中でやっています」と笑みを浮かべた。

この日は、石塚満役の間宮祥太朗(33)、児童養護施設の園長・上之園幸子役の西野七瀬(32)、亜矢子役の向里祐香(36)も登壇。

◆「バッド・ルーテナント:トウキョウ」東京でヤクザを狙った連続猟奇殺人事件が発生も、裏社会に渦巻く利権と複雑な人間関係が、捜査を阻んでいた。新たに事件の担当を命じられた、元組対(警視庁・組織犯罪対策部)の刑事・矢吹恭二は、汚職のうわさが絶えず、酒、クスリ、賭博、暴力に溺れながら、自らの破滅へ突き進むかのように生きる男で、刑事でありながら法を信じない。着任早々、遺体に残された入れ墨を手がかりに身元を割り出し容疑者・石塚満(間宮祥太朗)にたどり着く。そんな矢吹の前に、次期大統領の娘の行方を追って来日したFBI捜査官・グエンが現れる。グエンが追う失踪事件と、東京で起きた連続殺人…無関係に見えた2つの事件は、やがて街の最深部で複雑に絡み合っていく。