元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(57)が8日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(関西ローカル)に出演した。

番組では「特別拡大版 小泉・安倍・高市 一強を築いた保守政治家を徹底比較!」と題し、ゲストパネリストが名宰相No.1を選出。安倍晋三元首相によって「愛国心は高まったか」についても議論した。

橋下氏は「高まらなかった」と回答し、「愛国心は第三者に高められるものではない」と主張。「愛国心って中身がなんなのということを若い人たちに問うているんです」と語った。

パネリストで作家の竹田恒泰氏の主張に触れ、「竹田さんが言うように、この国は美しい」と賛同し、「システムも好きだし、きれいだし、人もやさしい」とした上で、「その中身が愛国っていう抽象的なものにしてしまうと、それを守るために国民の自由がどこまで犠牲になるのか。愛国心の問題は、みんな国を大切に思うのは、その通り」と述べた。

続けて「愛国心のためにどこまで自分を犠牲にするのか。バランスを考えなければいけない」と問題提起。「命を落とせるかと言えば、妻と親と子ども。友人のために自分の命を落とせるかというと悩むね」と本音を明かした。

黒木千晶アナウンサーが「愛国心にはグラデーションがあり、国への忠誠をもって愛国だという方もいれば、ふんわり、日本って良い国だよね。いろんなグラデーションがある」と話すと、橋下氏は「そこをはっきりさせないと、なんとなく有事になったとき、いつの間にか政治権力を守るため、政治家を守るために前線に行かされるとか」と指摘した。

「若い人たちには、おれはいったい自分の命を何のためにかけるだろうという中身を考えてほしい」と訴えた。