映画「福福荘の福ちゃん」(8日公開、藤田容介監督)の試写会が4日、都内の日本外国特派員協会で行われた。

 32歳の独身男を演じて、ファンタジア国際映画祭では主演女優賞を受賞した主演の大島美幸(34)は、英語で自己紹介の後に「女に見えちゃいけない。男らしくなろうと思って実行したのが、お風呂につからずシャワーのみ、マッサージに行かない、オーガニック(有機)のものを食べない、それと床に直接寝ることでした。体がしんどくて、痛かった。男の人は、つらいなと思いました。でも、私の中の男性観が、ちょっと偏っていたのかもしれない」と振り返った。

 作品を見た感想は「女に生まれて34年。少しは女っぽさが出てしまうかと思っていたけど、出ていなかった。自分の男らしさに、初めて気が付きました」と話した。