大みそかのNHK「紅白歌合戦」の応援隊を、沢村一樹(41)テリー伊藤(58)関根麻里(24)の異色トリオが務めることが1日、分かった。出場歌手が発表される予定の今月下旬からPR活動を行い、大みそかの本番にも応援に駆けつける。紅白は例年、最初に司会者を発表するのがパターンだったが、今年は今月中旬の発表とみられている司会者より、応援隊の方が先に発表される見通しで、異例の展開となる。

 沢村は二枚目俳優として数多くのドラマに出演してきたが、NHK「サラリーマンNEO」のコントでは、フェロモン全開のキャラクター、セクスィー部長を好演。腰をふって登場するだけで、女性がメロメロになるコントで、同番組の看板となった。紅白本番でもセクスィー部長に変身する可能性は高く、実現すれば紅組出場者を“悩殺”することになりそうだ。

 テリーは司会者やコメンテーターとしても活躍。現在、NHK「テレ遊びパフォー!」(火曜深夜0時10分)に出演している。00年には鈴木亜美主演のNHKドラマ「深く潜れ~八犬伝2001~」に出演するなど、俳優としてもNHKとは縁がある。

 麻里は昨年に続いて2年連続の応援隊。現在、NHKの音楽番組「ミュージックジャパン」(木曜深夜0時10分)など、7本のテレビとラジオでメーン司会を務めており、昨年より実力も経験もパワーアップ。昨年は父の関根勤(55)との共演だったが、今年は沢村とテリーとのトリオでさらなる飛躍を目指す。3人とも、トーク技術が高いだけに、出場者へのインタビューなど例年にない鋭い切り口で番組を盛り上げそうだ。