アイドルグループAKB48が、来春からR-18指定(18歳未満入場禁止)の深夜ライブ「サタデーナイト48」を開演することが18日、分かった。コンセプトは「アダルト・アイドル」。

 05年のグループ結成から現在まで、東京・秋葉原にある専用のAKB劇場では、毎晩午後7時から1公演、週末は正午から1日3公演を行ってきた。2000~3000円のチケット250枚は連日完売。今夏の日比谷野外音楽堂や、今月23日のNHKホールでのライブも即日完売。ファンの要望に応えて、活動を拡大することにした。

 第1弾が、来春から毎週土曜午後10時に始める、アダルト・アイドルショー「サタデーナイト48」だ。深夜ライブのため、入場者は18歳以上に限定。出演メンバーも、法律にのっとった18歳以上から選抜される。プロデューサーの秋元康氏は「アイドルから進化したステージ」と、通常ライブとは差別化を図る予定だ。AKB48では、最年長の大堀恵(25)が、セクシー写真集を出したばかり。いつもの制服姿から、色気の漂う“大人の制服”に脱皮することになりそうだ。

 さらに第2弾として、現在の秋葉原(AKB48)と名古屋(SKE48)に続いて、博多にも専用劇場と姉妹グループHKT48を発足させることが内定した。最近、福岡の病院で闘病していたファンの女児をメンバーが見舞ったことがあった。「秋葉原に上京できない地方のファンのために」(秋元氏)と、博多に続いて今後は大阪、札幌と全国に広げたい意向だ。

 麻生太郎首相も大好きで、市民権を得た「アキバ文化」。大人や地方のファンにも浸透させるべく、AKB48が先導する。