2日に肺カルチノイドのため41歳で死去した流通ジャーナリスト金子哲雄さんの葬儀・告別式が5日、東京・東麻布の心光院で営まれた。松本明子(46)テレンス・リー(47)サンドウィッチマンら約200人が参列。ひつぎには、妻の稚子さんと数年前に長崎に旅行した際の写真と、好んで食べたセブン-イレブンのメロンパンなどが納められた。

 取材に応じたリーは、先月8日にラジオDJのケイ・グラント(53)らとともに金子さんから自宅に呼ばれ「2週間くらいしか生きられないから」と、告げられたことを明かした。グラントはその場で直接、葬儀・告別式の司会を依頼されたものの、「友達だからできない」と断ったという。リーは金子さんが亡くなる3日前までメールでやりとりしていることも明かし、「16日にも会う約束をしていたのに…」と唇をかみしめた。

 関係者によると、金子さんの遺骨は、東京タワーの近くに位置する同院内の合同供養塔に埋葬される。喪主の稚子さんは参列者を前に「東京タワーを見たときは金子を思い出してください」と、あいさつした。