福岡市は30日、覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕されたASKA(本名・宮崎重明)容疑者(56)が作詞作曲した、市のイメージソング「心のボール」の使用中止を決めた。同市では「薬物使用は絶対に許さないという姿勢を強く示すため」と説明している。89年の市制100周年を記念して福岡県出身のASKA容疑者に制作を依頼し、同県出身の歌手徳永英明が歌った。

 当時はイベントなどで使い、現在は市役所の電話保留音と青少年施設の館内BGMで使用している。事件後、高島宗一郎市長が「市民の思いを受けて作られた曲なので、対応を議論したい」と表明していた。