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マカオ中がステージ!「マカオ芸術祭」4・30開幕!

オープニングパフォーマンスとなるシェイクスピアの「夏の夜の夢」
オープニングパフォーマンスとなるシェイクスピアの「夏の夜の夢」

 東洋と西洋のミックスカルチャーが魅力のマカオで4月30日、「第27回マカオ芸術祭」が開幕する。地元マカオをはじめ、様々な国や地域から、一流のアーティストが集結。今年は「時」をテーマに、1ヵ月にわたり演劇やダンス、音楽などのパフォーマンスを展開する。日本では芸術の季節は秋だが、一足早く初夏のマカオで芸術ざんまいはいかがでしょう?

世界遺産も会場に!チケット争奪戦も

 今年で27回目となるマカオ芸術祭では、4月30日から5月29日までの1ヵ月間にわたって、世界遺産の「ナーチャ廟」はじめ11会場で27公演が行われる。テーマは「時」。今年で没後400年を迎える2人の劇作家、シェイクスピアと中国の湯顕祖(とうけんそ)の作品が芸術祭の目玉だ。シェイクスピアの「夏の夜の夢」が4月30日と5月1日、「マクベス」が5月28と29日、湯顕祖の「牡丹亭」が5月14日に、それぞれ上演される。マカオ芸術祭は、地元でも人気が高く、先月の前売り券発売日には、販売所に長蛇の列ができ、翌日の新聞でもニュースになるほどのチケット争奪戦が繰り広げられた。

無料スケート場に子ども向け人形劇も

「ア・ティー・フォー・ア・ドリーム」のひと幕
「ア・ティー・フォー・ア・ドリーム」のひと幕

 マカオ在住の旅行ガイド、轡田洋子(くつわだ・ようこ)さんに話を聞いた。「マカオ芸術祭は、マカオの人たちが楽しみにしているイベントです。毎年、世界各国で評判の高いアーティストを招へいしてるんですよ。マカオは若いアーティストを支援したり、芸術にとても力を入れているんです」。また人形劇など子ども向けのプログラムも用意されていたり、無料のアイススケート場があったりと、大人だけでなく家族で楽しめるのも、マカオ芸術祭の特長だ。

 轡田さんのおすすめは、5月7、8日に開催される「ア・ティー・フォー・ア・ドリーム」。マカオ古来の方言「パトゥア語」で構成される、ユーモアと風刺にあふれた喜劇だ。公演を行う「ドシー・パピァサォン劇団」は、新作のパトゥア語作品をマカオ芸術祭で上演しているという。「パトゥア語を話す人は今とても少なく、この劇団はそれを守るために活動しています。マカエンセ(マカオ人)が作って演じる作品で、日本の方にも観ていただきたいですね」(轡田さん)。

 世界遺産の街、マカオが芸術に染まる1カ月。本格的な演劇が日本よりも安価で観ることができるチャンスなので、ぜひマカオ芸術祭に参加していただきたい。

専属執事つき最新ホテルでぜいたくな気分に

昨年12月に開業したセントレジス・マカオ・コタイセントラル
昨年12月に開業したセントレジス・マカオ・コタイセントラル
セントレジスバーのブラッディーマリー
セントレジスバーのブラッディーマリー

 高級ホテルやリゾート施設が数多く立ち並ぶコタイ地区の「セントレジス・マカオ・コタイセントラル」は、昨年12月にオープンしたばかりの、いまマカオで一番新しいホテル。セントレジス100年以上の歴史と伝統が織りなす格式の高い雰囲気で、ゲストを温かく迎えてくれる。セントレジスの魅力は、なんといっても「バトラーサービス」。各部屋に1人、専属のバトラー(執事)がつき、飲み物サービスや衣類のアイロンから、荷解き、荷造りに至るまで、あらゆる要望に対し、きめ細かい対応をしてくれる。優雅でぜいたくな気分にさせてくれること請け合いだ。

 夜は「セントレジスバー」へ。セントレジスニューヨークが発祥のカクテル、ブラッディーマリーをぜひ飲んでいただきたい。マカオのオリジナルは、タバスコがよく効いた辛めのアレンジとなっている。

1日1万3000個売れるエッグタルトの元祖

コロアンにあるロード・ストウズ・ベーカリー本店
コロアンにあるロード・ストウズ・ベーカリー本店
エッグタルトを手に笑顔のキャシーさん
エッグタルトを手に笑顔のキャシーさん

 マカオのスイーツといえば、やはりエッグタルトが有名。そのエッグタルトの元祖が、マカオ最南端コロアンにある「ロード・ストウズ・ベーカリー」だ。観光客だけでなく地元の人たちにも人気で、店内はいつも人であふれている。1日に1万3000個売れるという。サクサクのパイ生地とカスタードクリームのバランスが絶妙で、表面についた焦げ目がいいアクセントになっている。冷めてもうまいが、焼きたてはさらにうまい。ホテルのあるエリアからは少し離れているが、わざわざ足を運ぶだけの価値はある一品だ。大阪や神戸など、日本にも進出しているので、すでに食された読者もいるだろう。だが、「27年の歴史がある本店で、ぜひ元祖エッグタルトを食べてほしいです」と広報のキャシーさんは話す。今月、エッグタルトだけでなく、タイ料理やステーキなどの食事も提供するレストランが本店近くに開店した。

東京でもマカオの芸術が味わえる!

 マカオ管弦楽団が5月3、4日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われる世界最大のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン2016」に出演する。マカオ管弦楽団は、83年に設立された、マカオ特別行政区文化局が後援するプロオーケストラ集団。マカオにとどまらず、世界を舞台に活躍している。今回の日本公演では、呂嘉(ルー・ジア)氏による指揮のもと、2日間で4公演を行う。日本のソプラノ歌手、浜田理恵さんとのコラボレーションも予定されている。

 チケット購入はホームページで。http://www.lfj.jp/lfj_2016/ticket/
 問い合わせは03・5221・9100。

協力:マカオ観光局 http://www.macaotourism.gov.mo




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