茨城県警と山梨県警は11日、ゴルフ場に侵入して利用客のキャッシュカード情報を盗み取り、偽造したカードで現金を引き出したとして、窃盗などの疑いで、いずれも中国籍で住所不定の無職の男2人を逮捕、送検したと発表した。両県で計11件、約730万円の被害を確認したとしている。2人は既に窃盗罪などで起訴され、水戸地裁で公判中。

周平祥被告(41)らの送検容疑は2022年11月~23年2月ごろ、ゴルフ場のロッカーからカードを取り出してスキミングし、偽造カードを作成、ATMから現金を引き出すなどした疑い。

茨城県警によると、ゴルフ場施設に侵入してビデオカメラを設置し、客が貴重品ロッカーの暗証番号を押す様子を撮影。その後、ロッカー内からカードを取り出していた。(共同)