日本橋高島屋(東京都中央区)で開かれていた展示販売会「大黄金展」の会場から純金製茶わん(販売価格1040万6000円)が盗まれた事件で、窃盗容疑で逮捕された堀江大容疑者(32=江東区)が約180万円で茶わんを売却した江東区の買い取り店から、約480万円で台東区の店に転売されていたことが17日、捜査関係者への取材でわかった。

堀江容疑者が「借金があった」と供述していることも判明。警視庁捜査3課は売却や転売の経緯を詳しく調べている。

捜査3課によると、堀江容疑者は日本橋高島屋で11日午前11時40分ごろに茶わんを盗んだ疑いで逮捕された。同日午後1時半ごろに江東区の店でマイナンバーカードを示して売却していた。同日中に台東区の店への転売手続きが完了しており、15日に同店から警視庁が押収した。(共同)