米メディア大手パラマウント・スカイダンスのデービッド・エリソン最高経営責任者(CEO)は2日、同業ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の買収が完了する予定の6日に、社名を「スカイダンス」に変更すると発表した。ハリウッドを代表する映画製作会社2社を束ねて新たに始動することに合わせ、刷新をアピールする狙いとみられる。

エリソン氏はX(旧ツイッター)で「かつて頂だった場所は、今や始まりに過ぎない」と語った。スカイダンスは、エリソン氏が2010年に創業した映画製作会社が源流で、25年にパラマウントと合併した。今回の社名変更で「パラマウント」の名称は削除される。

ただ、スカイダンスは買収後もパラマウントとWBDのいずれもブランドとしては残す。エリソン氏は社名変更の狙いについて、合併後の会社に独自性を与える一方で、両ブランドが存在感を示し、事業を拡大できるようにすることだとした。

WBDは25年12月、映画スタジオなどを売却することで米動画配信大手ネットフリックスといったんは合意。その後、パラマウントが敵対的買収を仕掛けて逆転した。

反トラスト法(独占禁止法)違反だとして、パラマウントによる買収の差し止めを求めていた米西部カリフォルニア州など12州と今年9月下旬に和解に至ったことなどを受け、買収実現への障害が解消された。