将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が2日、指し直し局を制してデビュー20連勝を飾った。

 午前10時に大阪市の関西将棋会館で始まった澤田真吾六段(25)との棋王戦予選決勝は午前11時28分、61手で同一局面が4回続く千日手が成立し、指し直しとなった。昼食休憩を挟んで午後0時40分から先手、後手を入れ替えて再開。午後8時半ごろに後手の澤田六段が投了し、藤井四段の勝利が決まった。

 将棋界の連勝記録としては、1984年(昭59)に有吉道夫九段(引退)が記録した20連勝に並び、6位タイとなる。次回の対局は7日、同所で行われる上州YANMADAチャレンジ杯で都成竜馬四段(27)と戦う。