将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が2日、東京・千駄ケ谷の東京将棋会館で行われた第30期竜王戦決勝トーナメント2回戦で佐々木勇気五段(22)に敗れた。前人未到の30連勝はならなかった。勝った佐々木五段の略歴は次のとおり。

 ◆佐々木勇気(ささき・ゆうき)1994年(平6)8月5日、スイス・ジュネーブ生まれ。埼玉県三郷市出身。04年に渡辺明竜王以来の「小学校4年生での小学生名人戦優勝」を成し遂げ、同年9月に奨励会に入会。08年4月、当時の最速タイ記録となる中2での三段昇段を果たした。三段リーグをわずか4期で抜け、16歳1カ月でプロとなった。16年の将棋大賞で最多対局賞(65局)を獲得、棋王戦も挑戦者決定戦まで勝ち進み、勝率も7割を超え。イケメン棋士として知られる。