小池百合子東京都知事の側近、若狭勝衆院議員(60=東京10区)は7日、都内で会見し、先月13日に政治団体「日本ファーストの会」を立ち上げたことを明かした。次期衆院選時期が早まるとの見方もある中、候補者選抜を見据えた政治塾の設立も発表。初回は小池氏が講義を行い、現職国会議員の参加も認める方針。若狭氏は、年内の新党結成の必要性も明言。小池都政と連携した、国政版「ファースト新党」への流れが、いよいよ本格化する。

 小池都知事は7日、東京・国技館で、青森から東京を1600人のランナーらでつなぐ「未来(あした)への道 1000km縦断リレー」のゴールイベントに出席。若狭氏の立ち上げた「日本ファーストの会」について「国政は若狭衆院議員にお任せしている。改革の志を共有しており、国政で大いに活躍されることを心から願っている」と話した。また若狭氏の政治塾の初回講師に「お招きを受けている」と語り、「(都で進めている改革の)これまでのさまざまな例などを示す。(小池氏が)24年間いた国政をどういうふうに変えればいいか、お伝えすることができればいいと思っている」と、国政版新党にも関与していく考えを示唆した。