衆議院は28日、午後の本会議で解散され、10月22日の投開票日に向けて、事実上の選挙戦に突入した。民進党の前原誠司代表は、小池百合子東京都知事が代表を務める「希望の党」への事実上の合流を両院議員総会で提案。了承され、政権交代を目指す姿勢を強調した。

 日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事(53)は28日、大阪市内の街頭演説で、民進党が公認内定をすべて取り消したことを「小池バズーカが民進党を吹き飛ばした」と表現した。小池氏の財政改革には理解を示すが、「しがらみ政治の象徴」と位置づける民進党には「野合、談合、選挙互助会。民進党の正体が明らかになった」と痛烈に批判。「(民進党と合流なら)しがらみがありすぎる。言葉倒れだ」とし、小池氏には「そこをどう判断されるか、見極めたい」と熟考を求めた。また、橋下徹前大阪市長の衆院選参戦には「この選挙に関与することは100%ない」と否定した。