東京都の小池百合子知事は15日の定例会見で、自身にとって激動だった2017年について、漢字一文字に例えるよう質問され、「改革の『改』かな」と述べた。

 「改めて、いろいろ挑戦していきたいし、あらためて、都政にしっかり臨んでいきたい。今、瞬間的に思った」と述べた。

 小池氏は、都民ファーストの会代表として臨んだ6月の都議選で圧勝し、小池色を押し出した都政運営が可能になった。

 その後、安倍晋三首相の衆院解散方針を受け、9月に国政政党「希望の党」を自ら立ち上げる方針を表明。民進党議員の合流をめぐる「排除いたします」発言などで国民の支持は急速に低下。衆院選で敗北し、代表辞任に追い込まれた。

 現在はあらためて都政にまい進する意向を示しているが、都議会各会派は、一時でも国政に色気を示した姿勢を、批判。小池氏にとっては、ジェットコースターのような1年になった。