将棋の最年少プロ、藤井聡太六段(15)が本年度の将棋界の記録部門4冠独占が決まった。日本将棋連盟が13日、発表した。

 主要4部門、対局数、勝数、勝率、連勝数が全棋士中の1位が決定。4冠独占は、内藤國雄九段、羽生善治竜王以来、史上3人目。偉業達成は羽生以来、17年ぶりとなった。

 89、90、93、01年と過去4度、記録部門4冠を達成している羽生は同連盟を通じて「4部門1位は1年間安定した活躍を維持しないと到達が出来ない記録です。デビューから29連勝の前人未到の大記録が今回の大きな原動力になった印象です。今後もどのような記録が生まれるか楽しみです」とコメントした。

 日本将棋連盟・佐藤康光会長は「このたび、記録4部門全制覇、羽生竜王以来17年ぶりの偉業、誠におめでとうございます。対局の内容も申し分なく、1年間戦い抜いた結果として、今後の大きな自信につながるのではないでしょうか。さらなる飛躍を期待いたします」とコメントした。