自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は29日、千葉市で行われた「ニコニコ超会議」の討論会で、テクノロジー(科学技術)を政治に活用する「ポリテック」が必要だとして、積極的に進めていく考えを表明した。

 気鋭のメディアアーティスト落合陽一氏、夏野剛・慶大特別招聘教授との対談で、「ポリテック」とは、POLITICS(政治)とTECHNOLOGYを融合させた言葉と説明。約2週間前、落合氏とのラーメンランチでもポリテック推進で意気投合したといい、「今の時代、テクノロジーは無視できない分野。当たり前のように政治にテクノロジーが入れば、政策決定や執行の速さは劇的に変わり、コストも減る。女性活躍と同じで、テクノロジーも多様性の1つだ」。自身が委員長を務める党の会議でもペーパーレス化を進めており、「若手に限らず、世代を超えて巻き込んでいく。まずは自民党から始める。自民党が変われば政治は変わる」と訴えた。