尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(71)が、5歳の女児が両親から十分な食事を与えられず、虐待を受けた上で死亡したとされる事件を受け、「絶対に殺さないで!! 児相に相談してほしい!」と訴えた。

 尾木氏は6日、ブログを更新。東京都目黒区のアパートで死亡した女児が「もうおねがい。ゆるしてください」などと悲痛な訴えを手書きのメモに残していたことに、「ひらがなでつづられた『反省文』に涙が…止まりません…」とつづり、7日のブログでは、幼い子どもを持つ親に向け「虐待・殺害は絶対にダメ!!許されません!邪魔ならどこか施設にでも預けてほしい!命奪わないでください!絶対に殺さないで!!児相に相談してほしい!ママいなくても子どもたちは生きていきます!社会的支援作り 社会的子育てできます!どうかわが子を自分の意に沿わないからと言って虐待しないで!!ワガママ言っても耳傾けますから命奪わないでください!お願いします」と呼びかけた。

 しかし今回のケースでは、女児は東京都に引っ越す前に暮らしていた香川県で2回、児童相談所に一時保護されており、県の児相から引き継ぎを受けた東京の児相も家庭訪問を行っていたという。尾木氏は「児相が関わっているのに 家庭訪問までしているのに 転居前には2回も児相が親から引き離し預かっていたこともあるのに 明白な虐待リスクの高い女の子を命乞いの平仮名のSOSつづらせて救えなかった!!」と嘆き、「児相や誰かを責めるつもりはありません」とした上で、「ただ悔しくて情けなくて 目覚めても胸が熱くなりますもやもやします 私たちの日本社会 こんなに悲しい女の子の命さえ救えないのでしょうか? 辛いです、、」と苦しい胸中を吐露した。