小学生が日本代表の勝利を後押しする。サッカーＷ杯（ワールドカップ）ロシア大会の日本代表を応援するために東京・八王子市は２２日、小学校給食で「セネガル料理」を提供した。

　２４日のセネガル戦に向けて、魚や野菜の煮汁で米を煮たパエリア風「チェブジェン」や、焼いた鶏肉をたまねぎソースで煮た「ヤッサプレ」などの伝統料理が市内の小学校６９校で出された。児童はなじみのない国の料理に舌鼓を打った。児童からは「珍しい料理を食べられてうれしかった」「おいしかった」などの声が上がった。

　この企画は１４年ブラジル大会から実施され、Ｗ杯を盛り上げるとともに児童たちに各国の食文化を学んでもらうのが狙い。１９日にはコロンビア料理が提供された。一部の学校では授業の一環として対戦国の歴史なども学んだ。市保健給食課の田倉洋一課長は「料理を通して異文化に親しみを感じ、Ｗ杯の観戦も楽しくなる。日本代表にはぜひ、２勝目を勝ち取ってほしい」と願った。２８日にはポーランド料理が提供される。