将棋の史上最年少プロ、藤井聡太七段(16)が頂点を目指す、第4期叡王戦段位別予選七段戦2回戦の木下浩一七段(50)戦が、11日午後7時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。

 振り駒でと金が3枚出て、藤井は先手。先手2六歩と飛車先の歩を突き出した。対する木下は後手3四歩と角道を開け、対局は始まった。

 前期開催時は四段。予選で梶浦宏孝(23)都成竜馬(28)佐々木大地(23)杉本和陽(26)と撃破し、決勝トーナメント進出1枠の狭き門をクリアしたが、16人(九段4人、八・七・六段各3人、五段2人、四段1人)による勝ち抜きの初戦で深浦康市九段(46)に敗れた。今回の進出は3枠。木下以下、3勝で決勝トーナメントに進出できる。

 持ち時間は各1時間。午後10時ごろには決着の見込み。