北海道で起きた地震は、7日に告示される自民党総裁選(20日投開票)の日程にも影響を与えた。

自民党は6日の緊急役員会で、総裁選の活動について、9日までの予定を見合わせることを確認した。告示日の7日は、候補者の立候補受付だけを行う。

当初は、7日に安倍晋三首相と石破茂元幹事長による所見発表や記者会見、8、9両日には都内での街頭演説や、3回の候補者討論会が予定されていた。

首相が地震への対応に追われることや、現地の被害状況を見守る必要があることなどから、今回の対応となった。

地震が発生した北海道では、16日に候補者2人の街頭演説が予定されている。

6日午後に予定された安倍首相のメディア出演や、石破氏の東京都内での初の街頭演説も、キャンセルされることになった。

一方、立憲民主党など野党も、6日午後に開催を予定していた、「障害者雇用水増し問題」に関する野党合同ヒアリングを中止することを決めた。立民や国民民主党などは、北海道地震対策本部を設置した。