20年東京オリンピック(五輪)大会組織委員会の森喜朗会長は28日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長とともに東京・港区の組織委で記者団の取材に応じ、北朝鮮の東京五輪参加について「日本国民が歓迎できるような政治土壌をつくることが大切ではないか」と述べた。

この日から都内でANOC(各国オリンピック委員会連合)の総会が開かれ、北朝鮮の体育相も参加していることから、質問が出た。北朝鮮関係者の組織委への訪問予定はないという。バッハ氏は「スポーツを通じて世界が1つになる。五輪がそれを体現している」と、直接的な回答を避けた。