扶桑社の男性誌「週刊SPA!」が、昨年12月25日号で女子大などを性的にランク付けした記事を掲載した問題で、ランク付けされた実践女子大(東京都)、大妻女子大(東京都)、フェリス女学院大(横浜市)、法大(東京都)、中大(東京都)が9日、それぞれ公式サイトで抗議文を発表した。

実践女子大は「女性の名誉と尊厳を傷つける今回の記事や同様の記事に対し、本学は、ここに強く遺憾の意を表明いたします」などと抗議した。日刊スポーツの取材に、関係者は「抗議文を文書で郵送しました」と明らかにした。

大妻女子大は「本学は、女性の名誉と尊厳を著しく傷つけ、安全を脅かす記事に対し、深い憂慮を表明するとともに、本学、本学学生及び卒業生を代表し、出版社に対し、厳重に抗議いたします」と抗議した。日刊スポーツの取材に、関係者は「現在、出版社に対して厳重抗議すべく検討中です」とした。

フェリス女学院大は「女性の名誉と尊厳を傷つける今回の記事や同様の記事に対し、本学は、ここに強く遺憾の意を表明いたします」と抗議した。日刊スポーツの取材に、関係者は「女性の差別や、女性をさげすむものを取り扱うこと自体が問題で、大学として非常に残念」とコメントした。

「週刊SPA!」は、昨年12月25日号に掲載した企画「ヤレる女子大学生RANKING」で、男性が女性の飲食代を出した上で小遣いを渡す「ギャラ飲み」がはやっていると紹介した上で、「ギャラ飲み」後に性交渉に発展しやすい大学を「ヤレる女子大学生RANKING」として、大学を実名で順位付けした。「週刊SPA!」編集部は7日に「読者の気分を害する可能性のある特集になった」などと謝罪のコメントを発表している。