インターネット上で、メールでは送りにくい大型のファイルを無料で転送するサービス「宅ふぁいる便」は25日までに、一部サーバーに対する不正アクセスの可能性が確認されたため、23日午前10時50分頃からサービスを停止していると発表した。

宅ふぁいる便は公式サイトで「弊社が運営しております『宅ふぁいる便』におきまして、一部サーバーに対する不正アクセスの可能性が確認されました。(中略)現時点では具体的な被害は確認されておりませんが、引き続き第三者を含めた調査を行っており」と説明した。サービス再開のめどはたっておらず、詳細が判明次第、発表するといい「ご利用の皆さまにはご不便をおかけしますことを重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。

宅ふぁいる便は、大阪ガスの子会社オージス総研が提供するサービスで、当初は大阪ガスの社員用サービスとしてスタートし、1999年(平11)6月から一般向けのサービスとして運用された。