自民党の小泉進次郎厚労部会長は4日、取材に、厚労省の統計不正に関して「この問題が起きるまで、統計をこんなに毎日考えたことはない。思いを致すことがなかったことを反省している」と、自省の念を述べた。

「調査員の方々が汗して回ってデータを集め、集約されて1つのビッグデータになる」とした上で、「本当に人依存型の調査でいいのか。ミスが起きない仕組みやデジタル化を含め、統計調査の手法も考えるべきことがあるのでは」と指摘した。

一方、根本厚労相の罷免に否定的な認識を示したことについて「この15年で大臣は13人。過去にも厚労省で問題は連発しており、昨年10月に就任した大臣を代えることで解決するというのは、合理的な理由にはならない」と述べた。