東京都議会第1定例会で26日、代表質問が行われた。自民党は旧築地市場跡地再開発をめぐる小池百合子知事の対応を批判した。

吉原修氏は跡地の管理主体を市場会計から一般会計に移し、一般会計から5400億円を支出するとした補正予算案について質問。2年前に「築地は守る、豊洲を生かす」と語った小池知事に対し、「公約をひっくり返した」と指摘。議場からも「都民への裏切りだ」と怒号が飛んだ。

小池知事は「築地、豊洲の両方を生かす基本方針は何ら変わっていない」と反論。さらに「東京の顔となる食のテーマパークとして、跡地をしっかり生かしていく」と語った。20日の本会議は、この問題をめぐって半日遅れで始まるなど、大混乱に陥った。