安倍晋三首相は18日の参院予算委員会で、4月1日に事前公表される新元号の発表方法について「発表者も含めて現在、検討している」と明らかにした。前回89年1月の改元時は、当時官房長官だった小渕恵三氏が発表しており、今回も菅義偉官房長官が発表するのが「既定路線」とみられていた。一方で、首相自身が発表するのではないかとの臆測も出ており、今後政府内で最終的な調整が行われるとみられる。

この日の委員会には、学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長夫妻が傍聴に訪れた。夫妻はその後、野党が開いた森友学園をめぐる財務省の文書改ざん問題の合同ヒアリングにも出席し、国有地売却をめぐる経緯についてあらためて証言した。