会社法違反(特別背任)などで起訴された、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(65)が4日、オマーンの代理店側に日産の資金を不正送金した会社法違反(特別背任)容疑で、東京地検特捜部に4度目の逮捕をされる前に、フランスの民放TF1のインタビューに、インターネットを通じて応じた。

その中で、同容疑者は「私は闘志にあふれている。私は無罪だ」と主張した。

さらにゴーン容疑者は昨年11月の逮捕後、西川広人社長をはじめ日産の関係者から批判されていることに言及し、「多くのウソが次々、それも執拗(しつよう)に語られている」と反発した。

さらに、自らの逮捕を、日産による「体系的な取り壊し」と定義づけた上で「(自らの逮捕につながった)出元は日産社員の何人かで、日本国内では飽き足らず、国外…特にフランスでも動き、影響を及ぼしている」と指摘した。

ゴーン被告は「私自身、海外で信じられない扱いを受けている国民の権利を守って欲しい」と訴えた。