天皇、皇后両陛下は26日、東京・永田町の憲政記念館で行われた「第13回 みどりの式典」に出席された。30日の退位を前に、皇居外で臨む最後の公務。

緑化推進運動などで顕著な功績があった個人や団体が表彰される同式典にほぼ毎年出席してきた両陛下は、表彰者に拍手を送った。入退場の際には会場の拍手が鳴りやまず、両陛下は笑顔で応じた。

天皇陛下の残る活動は、退位当日の30日夕、皇居・宮殿で催される皇位継承の重要儀式「退位礼正殿(せいでん)の儀」と、同日午前の関連儀式だけ。202年ぶりの天皇の退位を前に、宮内庁によると、30日までは皇居内で静かに過ごされるという。