静岡県は8日、3月に藤枝市内の路上で女性に下半身を露出したとして静岡県警に逮捕され、罰金30万円の略式命令を受けた、県西部福祉センターの浅賀彦人主任(42)を懲戒免職処分にしたと発表した。

県の関係者によると、浅賀主任は3月28日に、県西部福祉センターが所在する磐田市から、異動が決まっていた藤枝市に事務の引き継ぎのため出張したという。主任は引き継ぎ終了後の午前11時27分、同市青葉町の歩道で下半身を露出し、通りかかった女性に見せたとして県警に逮捕された。

浅賀主任は、6月27日に島田簡易裁判所で罰金30万円の略式命令を受け、納付したといい、県はその決定を受けて浅賀主任を懲戒免職とした。同主任は県の聞き取りに対して「昇任の異動内示が出たばかりで、開放感があった」と認めている。

浅賀主任は、廃物処理業者からの申請に対する許可が主な業務だったという。関係者は「勤務態度は普通で、そうした素行(露出)はなかった」と説明した。