18日午前0時40分ごろ、さいたま市見沼区大谷の集合住宅敷地内で、住人の小学4年進藤遼佑君(9)の遺体が見つかった事件で、進藤君が通っていた、さいたま市立大谷小学校が18日、会見を開いた。

堺数太校長は、進藤君について「明るく元気で1日も休まず、登校していたお子さんです。お勉強の方も意欲的に行い、お友だちもたくさんいた」と説明。最近、変わったことがあったかと聞かれると「ありません」と答えた。前日17日に進藤君が下校した時間については「6時間(授業)ですので、午後3時15分には下校しております」と説明した。

進藤君の母親(42)が17日午後8時20分ごろ「息子が英会話塾に出かけたまま帰らない」と警察に110番通報しているが、大谷小からも進藤君が在籍した4年生の保護者に「進藤君が英語塾に行ったまま帰ってこない。探していただけませんか?」というメールを送ったという。

堺校長は「昨日まで元気に登校していた児童が突然、亡くなり悲しみでいっぱい。尊い命を奪った犯人に怒りがいっぱい。本人のご冥福をお祈りします」と進藤君の死を悼んだ。【村上幸将】