ノルウェーのノーベル平和賞委員会は11日、19年のノーベル平和賞を、エチオピアのアビー・アハメド首相(43)に授与すると発表した。

アハメド首相は昨年4月に首相に就任すると、同7月には国境線をめぐって98年から00年まで戦争を行うなど対立が続いてきた、隣国エリトリアのイサイアス大統領と会談。和平合意が結ばれるなど両国の紛争解決に尽力した。アハメド首相は、エチオピア人として初のノーベル賞受賞者となったほか、平和賞としても区切りの100人目の受賞者となった。