47都道府県の魅力度を探る恒例の「地域ブランド調査2019」が17日、発表され、茨城県が7年連続10度目の最下位となった。

調査に当たるブランド総合研究所によると、茨城県は魅力度を18年の「8・0」から「9・4」にアップさせたが、47都道府県で唯一1ケタ台(1位の北海道は「61・0」、46位の佐賀県は「11・2」)。調査項目では「観光意欲度」が特に低く「ぜひ行ってみたい」は5・1%しかなかった。

下位では前年ブービーだった徳島県が44位に順位を上げた。NHK紅白歌合戦で米津玄師が「Lemon」を歌った大塚国際美術館が話題になり、「魅力的な美術館・博物館がある」の分野で19位に躍進したのが大きいという。「翔んで埼玉」が大ヒットした埼玉県も43位から41位に上昇した。ただ、埼玉県は一時的なブームでブランド力が上がったとはいえず、「来年は反動の恐れがある」(ブランド総合研究所)という。「お前はまだグンマを知らない」で18年にブレークした群馬県は42位から45位に順位を落とした。

1位の北海道は11年連続。2位は京都府、3位は東京都。