高校ラグビーの聖地・花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で20日、ラグビーW杯の準々決勝、日本対南アフリカ戦のパブリックビューイング(PV)が開催された。約1万1500人が詰めかけ、710インチの大型ビジョンに熱い声援を送った。試合終了を告げる笛が鳴ると、「日本はようやった!」の健闘をたたえる声が上がり、大きな拍手が起こった。

ラグビー経験者の兵庫県尼崎市の会社員、石塚靖明さん(37)は「南アフリカはジャパンをしっかり研究してきた。力でねじ伏せられたけど、悔しさはない。日本の課題もできた。次の4年後が楽しみ」と話した。

東大阪市の会社員、吉井政隆さん(40)も高校時代にラグビー部の所属し、聖地・花園を目指した。「今回の日本の活躍でラグビーファンが増えたはず。ラグビーの魅力を伝えてくれた日本代表に感謝したい」と話した。

大阪市の会社員、山下佳代さん(27)は「日本の活躍でラグビーのおもしろさを知った。これからも応援したい」と笑顔で話した。