枝野幸男・立憲民主党代表の和子夫人(51)が、結婚20年を記念したエッセー「枝野家のひみつ 福耳夫人の20年」(光文社)を出版することになり8日、都内で取材に応じ、超レアな夫婦ツーショットを披露した。

和子さんは、日本航空の客室乗務員出身。お見合いを経て99年、枝野氏と結婚した。エッセー出版の経緯を「話が面白いから書いてみてはと、お話をいただいた。いろんな方に枝野のチャーミングな面を知ってほしいと思った」と、説明。家庭内では、夫人自身が「私が与党のような、私がルールかな?という部分はある」と明かし、和子さんの前では口答えすることなく従うという、意外な枝野氏の一面を披露。「すごすごと引き下がっていく姿は、国会では見ることができないと思います」と、家庭内の力関係を思わせるエピソードも披露した。

そんな和子さんの隣で、枝野氏は「家庭内では、抵抗しない野党です」と、力なくつぶやいた。

エッセーでは、「代議士の妻」や双子の母親として奮闘する和子さんの日常のほか、「枝野寝ろ」といわれ、東日本大震災発生時の官房長官として多忙だった枝野氏の日々、小池百合子都知事の「排除の論理」を受けて、17年衆院選直前に立民をゼロから立ち上げた当時などを、妻しか知らない目線で記した。

夫婦円満の秘訣(ひけつ)については「(枝野氏が)あまり家におらず、いい距離感なのが良かった」と口をそろえた夫妻。それでも、和子さんは「人のお役に立てている。この人が旦那さんで良かった、と思うことがある」と、夫への尊敬の念を口にした。