れいわ新選組の山本太郎代表は7日。神奈川県横須賀市で支援者との対話集会に出席した。

6日に、立憲民主党の枝野幸男代表が衆参両院で統一会派を組む国民民主党などの野党に、合流を提案したことについて報道陣に問われ「その方が政権交代につながりやすいと思うが、かたまりになったから勝てるとは分からない。そこにはセクシーな経済政策が必要ではないか」と、けん制した。

れいわは次期衆院選で、消費税5%を旗印にした野党共闘か、それが実現しないなら独自に戦う方針だ。立民の枝野幸男代表は6日、れいわに対しての合流協議の提案は行っていない。

一方、立民などの野党は、9日の会期末を前に、40日間の会期延長を与党側に求める方針だ。その国会対応について「日米貿易交渉など大変な問題の法案審議や、桜を見る会(の追及)もまじえながら、体を張って、最大にゴネないといけないポイントは、もっと前の段階にあった。この会期末が迫った時では、話は前に進まない」と述べ、野党の国会戦略に疑問を示した。

横須賀は小泉進次郎環境相の地元だけに、山本氏の横須賀入りには複数のメディアが集まった。山本氏はこれを「(メディアへの)コンテンツ(の提供)」と独特の表現をした上で、「野党も国会で(会期延長ではない)コンテンツのつくりようがあった。数が少なくても、やれることはある」と指摘した。