将棋の最年少プロ、藤井聡太七段（17）が3連覇を目指す、「第13回朝日杯オープン戦」準決勝が11日午前10時30分から、東京・有楽町朝日ホールで公開対局として始まった。

藤井は千田翔太七段（25）と激突。振り駒で先手となった千田の初手先手2六歩に対し、後手藤井は後手8四歩と、お互い飛車先の歩を突いてスタートした。過去の対戦成績は藤井の2戦2勝。

同日午前10時から同所で始まったもう1局は、永瀬拓矢叡王・王座（27）と阿久津主税八段（37）が対戦している。

持ち時間は各40分で、お昼ごろには決着の見込み。準決勝の勝者同士で午後2時30分から決勝を行い、同日夕方には優勝者が決まりそうだ。

朝日杯での3連覇は過去、羽生善治九段（49）が第7回から第9回まで達成しているだけ。藤井が今回、偉業を達成できるか注目されている。