千葉県野田市の小学4年生栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待され、死亡した事件で、傷害致死罪などに問われた父勇一郎被告(42)の裁判員裁判の第6回公判が2日、千葉地裁で開かれ、司法解剖した千葉大法医学センターの医師が証言した。

心愛さんの死因は飢餓とストレスによるショックとみられるが、医師は「(ストレスを示す数値は)小児科医とも検討したが、過去に事例のないものだった」と明かした。また、胸骨の骨折については「自己転倒では生じない」と語った。勇一郎被告は「骨折を負わせたことは知らない」と主張している。