緊急事態宣言が発令されて初の週末となり、東京都内は小池百合子知事による娯楽施設などへの休業要請から一夜明けた。新宿、銀座などの繁華街は人通りが激減したが東京・武蔵野市の人気スポット吉祥寺はにぎわいを見せていた。

「住みたい街ランキング」上位定着の街は、普段の週末より人の密度は少ないものの、アーケード街からは人が途絶えることがなかった。駅ビルやデパート、パチンコ店も休業していたが、家電量販店、飲食店、ネットカフェなどは営業。ガイドブックにも掲載される精肉店は長い行列ができ、ドラッグストアなどもレジ待ち行列と、いつも通りの光景だった。

スターバックスなど大手チェーンが休業する一方で、個人営業の飲食店が、その客を吸収している印象だ。人気ラーメン店では狭い店内のカウンター席が埋まっていた。緊急事態宣言の下でも繁華街には明らかな温度差があった。