脳科学者の茂木健一郎氏(57)が、ネット上で話題となっている小泉進次郎環境相の“話法”について「言質を取らせないため」ではないかと推測し、「自己パロディだとしたら、かなり面白い」と私見を述べた。

茂木氏は21日、ツイッターを更新し、ネット上で話題となっている小泉氏の話し方について「世間では『小泉話法?』みたいなことが言われているみたいで、要するにそれっぽいけれども内容がないということらしい」と言及。「ぼくが知る小泉進次郎さんは、言葉のコントロールがとても巧みで、見事に聴衆の心を掴む人なんだけれども、それが大臣になられたり、地位があがって、要するに『言質を取られない』ためにそのような話法を開発されたのかなと思う」との見方を示した。

茂木氏は交流のある小泉氏について「なかなか人間関係の達人のようなところがあると思う」という。「いずれにせよ、小泉進次郎さんの話法、というものをネット上で時々観るんだけど、みんな、案外その芸風が好きで、面白がっているんじゃないかと思う」とし、「政治家が、言質を取らせないために慎重なもの言いをすることの自己パロディだとしたら、かなり面白い」と評価した。