作家の百田尚樹氏(64)が、新型コロナウイルス特別措置法に基づく休業要請に応じないパチンコ店の施設名公表に反対する国際政治学者の三浦瑠麗氏(39)の意見に対し、異論を唱えた。

百田氏は25日、ツイッターを更新。三浦氏が「行政が電凸を誘う社会的圧力をかけるべきではないし、潰れて労働者がクビになったら責任を取れるのでしょうか」と施設名公表に反対したツイートに、「法的には正論。人権という視点からは完璧な正論」とした上で、「ただパチンコ屋は必要なものではない。むしろ不要なもの。娯楽と主張する人もいるが、客の大半は『パチンコ依存症』という一種の病気。何より今は緊急事態。感染を防止して府民の命を守るために、知事は敢えて踏み込んでやったことを理解するべき」と指摘。休業要請に応じない6店舗の施設名公表に踏み切った大阪府の吉村洋文知事の対応に、理解を示した。

続くツイートでは「優等生の中学生が得意気に言うような薄っぺらい正論を目にするときほど気持ち悪いものはない」と指摘。「日本の言論界には、いまだに何が一番大切かよりも、『法的に正しいか、人権は守られているか』という視点でのみ語る人が少なくないんだなあ。こんな浅い言葉にも、知識のない人は騙されるんだよなあ」とも、主張した。