将棋の藤井聡太七段(17)が8日、17歳10カ月20日の史上最年少でのタイトル初挑戦を果たした。渡辺明棋聖(36)に挑戦する、第91期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第1局が午前9時から、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。

藤井七段は、初のタイトル戦の昼食で「勝負メシ」に、「ほそ島や」の「カツカレー」(980円)を注文した。

今月2日は「鳩やぐら」の「豚と厚揚げの卵とじ弁当」、4日は「豚の甘辛スタミナ焼き弁当」を注文し勝利していたが、この大1番に、夏の定番「カレー」を注文した。

「ほそ島や」を12時前に訪れると、店内は満席状態で、店員さんが忙しそうに働いていた。そば屋だが、店員の細矢千恵子さん(73)は「半カレーライス 中華そば(1250円)」が1番人気だと話し、売り切れることも珍しくないという。

カツカレーは、ご飯、カレー、福神漬け、サクッと揚がったカツ4切れが乗っている。細矢さんは「手抜きをしないだけ」がこだわりだと、さらっと話す。インスタント食材は一切使用せず、全て愛情がこもった自家製だそう。

実際に食べてみると、口当たりが優しく、コクがあるのに、ほどよい塩加減を感じ、食べやすく、暑い日にはぴったりだ。

藤井へのメッセージを聞いたが「お客様全員が平等だから」とあえて、メッセージは送らなかった。【佐藤勝亮】